統合失調症になりやすい病前性格とは?

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幼少期時代(子供時代)の特徴

古くから統合失調症を発症してしまう方々の病前性格として「統合失調症気質」であることが多いという報告がされているが、果たして子供の頃はどのような性格だったのだろうか?

統合失調症患者の子供の頃の性格として「親の言うことを良く聞き、とても良い子だった」「おとなしく、手がかからない子だった」などの声が家族や関係者から挙がることが多い。これは自己主張が少なく、当時から自我形成になんらかの問題があったと思われる。

また研究結果として、将来的に統合失調症を発症する人の多くが「子供の頃に受け身的で注意の幅が狭く、抑制的な感情コントロールに欠如している」といった報告がされている。これらのことから、年齢が幼い頃からの性格が統合失調症に関係している可能性が高いといえる。

体型による特徴

1921年にドイツの精神医学者であるKretschmer(クレッチマー)が、体型と性格には深い相関関係があることを発表している。その体型とは細長型・肥満型・闘士型・発育異常型の4つに大別され、その中でも統合失調症患者に多い「細長型」について説明を記載する。

細長型の性格的な特徴として、「内向的・非社交的(あるいは形式的な社交性)・内気・孤独・人嫌い・生真面目・過敏で傷つきやすい」などの特徴を持つ。これらの方々は、哲学者・詩人・科学者・理想家・書籍や自然を友とする人に多い。統合失調症患者の約50%が「細長型」であるとKretschmerは述べており、統合失調症になりやすい因子として、身体的な側面が関係していることが分かる。

統合失調症患者の病前性格の中心的な特徴

統合失調症患者の特徴的な病前性格を以下に記載する。

中心的な特徴
・非社交的
・無口
・控えめ
・生真面目
・閉じこもりがち

上記の中心的な特徴に加え、「過敏な性格」または「鈍感な性格」が様々な割合で混在する。

過敏な性格
・傷つきやすい繊細さ
・内気
・小心
・神経質

●鈍感な性格
・無頓着
・冷淡
・怠惰
・人の良さ

これらの特徴は程度の軽いものから、社会生活で困難を及ぼすほどのものまでと極端である。そういった極端なものは「統合失調症質」と呼ばれる。

統合失調症質の特徴

どのような性格がみられるのかというと「孤独・ひねくれ・偏屈・頑固」といった特徴がみられ、これには認知機能の歪みも関係していると思われる。

さらに詳しく述べると「自己中心的で疑り深く、全てを自分に関係づけ被害的になり、他人を敵視して近付けない。ときには残忍ですらある」といった性格的な特徴であったり、「言動は不自然でぎこちなく、形式にこだわる。他人の非には厳格で、高慢で孤高な態度をつらぬく」などの性格的な特徴がみられる。

総合的なまとめ

統合失調症患者は症状が発症する前から、なんらかの認知機能の歪みを持っていると言われており、また患者本人と同様の認知機能の歪みを、統合失調症患者の家族も持っているとの報告があります。そのため本人自身もそうですが、本人を取り巻く環境にも着目し、その上で治療計画や治療アプローチを行っていきましょう。

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