筋収縮の種類と具体例

腕立てのトレーニング

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筋収縮とは?

普段なにも考えることなく、体を動かしていると思います。ひとつひとつの動作を頭で「手を伸ばしてコップを取ろう」「ボールを蹴るために足を振り払おう」などと頭で深く考えることなく、ほぼ無意識で体を動かしているのではないでしょうか。

その際に体が動くという動作を実現してくれているのが筋肉です。

筋肉は様々な骨に付着(起始)しており、関節を超えた別の骨にも付着(停止)しているため、筋肉の伸び縮みによって関節が動いて体の曲げ伸ばしが実現するのです。

筋収縮の種類

等尺性収縮(静的収縮)~isometric contraction~

【内容】
筋の両端が固定され、筋の長さが変化しない(関節運動を伴わない)場合の筋収縮様式を指す。等尺性収縮時に発揮される筋力を等尺性筋力といい、筋力測定で使われる。

【具体例】
①.椅子座位で膝を完全伸展して保持しているときの大腿四頭筋の収縮。
②.鉄アレイを持ち、肘90°屈曲位で保持しているときの上腕二頭筋の収縮。
③.スクワット動作で膝60°屈曲位で静止しているときの大腿四頭筋の収縮(荷重位での等尺性収縮)。

求心性収縮(短縮性収縮)~concentric contraction~

【内容】
筋の長さが短縮し、起始と停止が近づく収縮様式を指す。

【具体例】
①.椅座位で膝を90°屈曲位から完全伸展まで伸展する場合の大腿四頭筋の収縮。
②.鉄アレイを持ち肘伸展位から屈曲する場合の上腕二頭筋の収縮。

遠心性収縮(伸張性収縮)~eccentric contraction~

【内容】
筋の長さが伸長し、起始と停止が離れるような収縮様式を指す。

【具体例】
①.椅座位で膝を完全伸展位からゆっくり屈曲する場合の大腿四頭筋の収縮。
②.鉄アレイを持ち、肘屈曲位からゆっくり降ろす(伸展)場合の上腕二頭筋の収縮。
③.階段を降りる際の支持脚や椅子に座るときの大腿四頭筋の収縮(荷重位での等尺性収縮)。

等張性収縮~isotonic contraction~

【内容】
筋の発生する張力が一定であるような関節運動時の筋収縮を指す。ちなみに何キロの重りを持ち上げることができるのかといったような筋力を等張性筋力、そのときの筋力を等張性筋力という。

【具体例】
人体の運動において、真の等張性収縮はありえない。

等速性収縮~isokinetic contraction~

【内容】
筋の収縮速度が一定となるような関節運動時の筋収縮を指す。ちなみに関節運動時の角速度を一定に保つ機器を使用したときの運動を等速性運動、そのとき発揮される筋力を等速性筋力という。スポーツ選手の筋力測定やリハビリテーションの効果測定に用いられる。

【具体例】
等速性運動中は関節の角角度は一定であるが、実際に筋が等速性収縮をしているわけではないため、真の等速性収縮はありえない。

収縮様式および運動様式による筋収縮の分類

● 収縮様式による筋収縮の分類

等尺性収縮 静的
求心性収縮(短縮性収縮) 動的
遠心性収縮(伸張性収縮) 動的

● 運動様式による筋収縮の分類

等尺性収縮 静的
等張性収縮 動的
等速性収縮 動的
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