改訂水飲みテストの目的や評価方法を理解する

改訂水飲みテスト(MWST)の検査前に喉を潤す女性

スポンサーリンク
レグタングル(大)

検査概要(目的・対象)

改訂水飲みテストは嚥下機能の簡易検査(スクリーニングテスト)のひとつであり、主に摂食障害や嚥下障害が疑われる方に実施されています。英語名は「Modified Water Swallowing Test」といい、MWSTと略されることが多いです。

通常の水飲みテストに比べて飲む水の量が少ないため、検査時に誤嚥のリスクを極力避けることができるのが特徴です。簡単に実施できることから多くの臨床現場で用いられています。

準備するもの

・冷水を入れたコップ
・5mlのシリンジ(慣れてきたらスプーンでも可能)

評価方法・検査方法

対象者の姿勢

検査を実施する際は、頸部前屈位かつ、座位または誤嚥リスクに配慮したリクライニング位で実施します。

検査手順

①.シリンジで3mlの冷水を計量する。

②.ゆっくりと冷水を口腔底に注ぎ、嚥下を促す。
※ 冷水が咽頭に流れこむのを防ぐため、舌背には注がずに口腔底に水を入れて嚥下させる。

③.嚥下後、反復嚥下を2回繰り返し行ってもらう。

④.後述の判定基準を基に、評点が4以上の場合は検査を最大2回繰り返す。

⑤.最低スコアを評価点とする。

注意点

・咽頭に唾液や痰が溜まっている場合は、事前に喀出や吸引を行っておく。

・顔面神経麻痺がある方は、口腔内の水分保持が困難な場合がある。

・口腔内の水分保持が困難な場合は適切な評価が行えないことがある。

判定基準

評点 評価内容
1a 嚥下なし、むせなし、湿性嗄声or呼吸変化あり
1b 嚥下なし、むせあり
2 嚥下あり、むせなし、呼吸変化あり
3a 嚥下あり、むせなし、湿性嗄声あり
3b 嚥下あり、むせあり、湿性嗄声あり
4 嚥下あり、むせなし、呼吸変化・湿性嗄声なし
5 4に加え、追加嚥下運動が30秒間以内で2回可能
判定不能 口から出す、無反応

湿性嗄声・・・痰が絡んだようガラガラ声を指す。

スポンサーリンク
レグタングル(大)
レグタングル(大)

この記事をシェアする