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低血糖とは?
血液中のブドウ糖が少なくなり、様々な症状が生じる状態です。また脳が正常に機能するためにはブドウ糖が必要なため、ブドウ糖が不足すると血糖値が低下して脳が正常に働かなくなる場合があります。
重度の低血糖では死に繋がる恐れがあることから、低血糖の原因や症状に加えて、対処法や予防法を理解していきましょう。
低血糖の原因は?
①.食事
食事を食べなかったり、食事量が少なかったり、普段の時間より遅れて食事を食べた場合に低血糖が起こる可能性があります。
②.飲酒
特に食前または食事中に飲酒した場合に低血糖が起こる可能性があります。
③.運動
過度に運動してしまったり、空腹時に運動することで低血糖が起こる可能性があります。
④.インスリン
時間や量を誤ったり、入浴などでインスリンの吸収が促進された場合に低血糖が起こる可能性があります。
⑤.その他
気温の急激な変化や下痢症状が続いた場合などに低血糖が起こる可能性があります。
上記のように低血糖の原因は日常生活に関係しているものが多く、規則正しい生活を心掛けることで低血糖の予防にも繋がります。
低血糖の症状は?
血糖値:70~50mg/dL
初期症状として、交感神経系の症状が出現します。最も頻度が高い症状は空腹感で、空腹感を訴えたら血糖値を測ることをオススメします。他の初期症状として、手の震え・脈拍数の上昇・動悸・耳鳴り・発汗・顔面蒼白などがみられます。
血糖値:50~30mg/dL
中枢神経系の症状が出現します。症状として、ふらつき・イライラ感・視力の低下・疲労感・生あくびなどがみられます。
血糖値:30mg/dL以下
重度の低血糖症状が出現します。痙攣発作・意識消失・異常行動などがみられ、場合によっては死に至る恐れがあります。
無自覚性低血糖
低血糖にも関わらず全く症状が出ない場合を指します。本人が自覚することなく、急に痙攣発作など起きることがあるため、運転中や高所での作業中は注意が必要です。
低血糖の対処法は?
低血糖の症状がみられたら、下記のものを摂取します。約10~20分程度で症状が治まりますが、糖分を摂取した後は安静にしておきましょう。
・ブドウ糖(5~10g)
・ブドウ糖を含む飲料水(150〜200mL)
・砂糖(10~20g)
低血糖の予防法は?
基本的に規則正しい生活を心掛けることが低血糖の予防に繋がります。また血糖値を定期的に記録しておき、低血糖になりやすい時間や原因を把握することで、今後の低血糖を予防することができます。