統合失調症とPPI(プレパルス・インヒビション)の関連性について

大きな音刺激が苦手な女性

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まずPPIについて理解しよう

いきなり大きな音を聞くと驚いてしまいますが、その直前に何か小さい音を聞いておくと、なぜか大きい音を聞いてもあまり驚くことはありません。

この現象をPPI(Prepulse Inhibition:プレパルス・インヒビション)といいます。これは大きな音に対し、その直前に小さな音を聞いておくことで驚愕反応を抑制するという現象です。文献によってはプレパルス抑制と記載されていることもあります。

※ ちなみにPPIはあらゆる感覚刺激で認められますが,基本的に聴覚刺激が用いられることが多いです。

統合失調症とPPIって関係しているの?

人種を問わず、健常者と比較して統合失調症の方はPPIが低下しているという研究報告がありますが、これは脳の情報処理の働きが障害されているためと考えられています。

そのため、刺激が多い人混みや騒音が苦手と感じる統合失調症の方が多いです。これは健常者に比べて刺激をシャットアウトする機能が低下していると思われます。

これらのことから統合失調症の方は刺激の多い場所では調子を崩しやすく、症状の悪化に繋がる恐れがあることに注意しましょう!

誰でもできる統合失調症の方への配慮方法

統合失調症の方は健常者に比べてPPIが低下しており、なぜ刺激に弱いのか具体的に理解できたのではないかと思います。

そこで誰でもできる統合失調症の方にしてあげられることとして、環境を整えるということが重要です。できるだけ静かな場所で休息を促すことはもちろん、視覚的な刺激にならないように綺麗でシンプルな空間を用意してあげることが望ましいです。

家庭や病院によっては静かでシンプルな環境を整えることが難しい場合もあると思いますが、その際はできることから始めることをオススメします。テレビの音を小さくする、掃除機を控えてモップで掃除するなど取り掛かりやすい方法で環境を整えてあげて下さい。

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